日本共産党が市議選予定候補者を発表

鳴門市議選に上田氏

上田公司予定候補

 日本共産党徳島地区委員会は、11月19日告示、26日投票で行われる鳴門市議選挙に、上田公司氏(53・現)を擁立することを発表しました。

 選挙戦は22の定数に対し、現職21人、新人6人が立候補の意向を示していて、5人がはみ出す多数激戦となる様相です。また上田氏が事務所をかまえ続けてきた大谷地域から、有力新人が立候補する見込みです。上田氏は大谷地域の人々から「地元の声を届けてくれる議員」と信頼されてきただけに、激しい政治戦が予想されます。

 上田氏は2期8年間、「なんでも賛成」のオール与党の市議会の中で、唯一市の悪政にモノを言う議員として市民のくらしを守る働きをしてきました。また「困ったことがあったら、すぐに相談にのってもらえる議員」として市民からの信頼をうけてきました。

 同党の久保孝之地区委員長は、「県下一高いゴミ袋の値下げなど、住民の身近な要求を押し出し、党の議席を守りたい。全県からの支援をお願いしたい」と話しています。

阿南市議選に井坂・保岡両氏

井坂重広予定候補

保岡好江予定候補

 日本共産党阿南地区委員会は、11月5日告示、12日投票で行われる阿南市議選挙に井坂重広氏(70・現)と、保岡好江氏(68・現)の2氏を擁立することを発表しました。

 選挙戦は28の定数に対し、現職26人、新人4人が立候補の意向を示していて、2人はみ出しの少数激戦となる様相です。日本共産党は前回市議選で25位と27位(995票で次点落選者と16票差)と僅差の勝利だった上に、保岡氏は補選当選で、事実上の新人です。

 日本共産党は高卒までの医療費の無償化や、学校へのエアコン設置などを求め実現させてきました。しかし岩浅市長は国保、介護の負担軽減などには消極的で、国保への一般会計からの繰入も行っていません。さらに非正規雇用を「若者の雇用を増やす」と肯定し、新入職員の自衛隊への研修入隊問題など、国の悪政を先取りする問題点をもっており、日本共産党はこうした市政をただす論戦を行ってきました。

 同党の上野敏夫地区委員長は「那賀町議選と同時並行の選挙となる。全県からの支援で2つの政治戦を勝ちぬかせて欲しい」と呼びかけています。