日本共産党徳島県委員会は、臨時国会冒頭での解散が濃厚となった情勢をうけて18日、徳島駅前で緊急街宣行動を行い、総選挙での日本共産党の躍進と、野党共闘の勝利を呼びかけました。上村秀明県委員長、山本千代子衆院徳島1区予定候補、久保たかゆき同2区予定候補が訴えました。
上村県委員長は、安倍首相が、野党が求めてきた臨時国会召集を3ヶ月も行ってこなかったにもかかわらず、28日招集予定の臨時国会冒頭での解散の意向を示したことについて「森友・加計疑惑に答えないままの『疑惑かくし解散』だ」と批判。さらに北朝鮮の核・ミサイル実験が繰り返されるなかでの解散は、世界から見ても異常であることを示し、「9条改憲のために北朝鮮問題を利用する、『究極の党利党略解散』だ。これほど大義のない解散はかつてない」と告発しました。
その上で「この解散は、国民世論が追いつめたものでもある。自民・公明を少数に追い込もう。わが党は野党共闘の体制を緊急につくるため全力をあげ、必ず市民と野党の共闘を実現する。ともに力をあわせ、新しい政治をつくる総選挙に勝利しよう」と呼びかけました。
山本予定候補は北朝鮮の核・ミサイル開発を厳しく非難し「安倍首相のような軍事的圧力一辺倒では国民の命と安全は守れない。米朝の直接対話こそ求めるべきだ」と力を込め、安倍政権による軍拡路線を批判し、「一方で社会保障を連続改悪し、消費税の10%への増税をねらう。こんな逆立ち政治にストップをかける選挙だ」と決意を込めました。
久保予定候補は「今日は敬老の日、日本を支えてきた高齢者が安心して暮らせる日本をつくるため全力をつくす」とのべました。
さらに、安倍首相の狙う憲法9条改憲を「9条の平和主義を根底から壊すものだ」と批判し「今こそ、国民が審判を下すときだ。平和、憲法、くらしを守る総選挙を、市民と野党の共闘で勝ちぬこう。四国の日本共産党の議席を14年ぶりに奪還させてください」と呼びかけました。