共産党がいっせい宣伝 ― 県下120ヶ所で訴え

 日本共産党は15日、四国いっせい宣伝にとりくみ、徳島県下では衆院候補者、地方議員を先頭に、支部、後援会の人々ら94人が参加し、120ヶ所で街頭宣伝、プラスター宣伝などを行いました。

徳島駅前で訴える山本千代子衆院徳島1区予定候補(中央)

 山本千代子衆院徳島1区予定候補は、早朝JR徳島駅前で山田豊・上村きょう子両県議とともに訴えました。

 山本予定候補は「安倍政権を倒すために。衆議院選挙で日本共産党の議席を大きく伸ばして欲しい。自公を少数に追い込むため、市民と野党の共闘を必ず実現させよう。日本共産党は、みなさんとともに政治を変えるために全力をつくす」と決意をのべました。

 そして当日(15日)朝、北朝鮮が行ったミサイル発射を厳しく批判し「北朝鮮との軍事的なエスカレーションを煽れば、アメリカや北朝鮮の意図にも反し、偶発的な衝突が全面戦争につながりかねない。そうなったとき、最も被害を受けるのは韓国と日本だ。日本政府は軍事的対応を煽るのではなく、平和的解決をはかるため、対話のための仲介こそ行うべきだ」と安倍政権の対応を批判しました。

 さらに北朝鮮の核兵器開発を「核兵器禁止への世界の流れに反するものだ」と厳しく非難しました。そして核兵器禁止条約に背を向ける日本政府の態度を批判し、「国際的な包囲で北朝鮮の核開発をやめさせるためにも、核兵器禁止条約にサインする政府に、力をあわせて変えよう」と呼びかけました。

 山本予定候補はその後阿南市で支部とともにハンドマイク宣伝を行いました。

藍住町で訴える久保たかゆき衆院2区予定候補(中央)

 久保たかゆき衆院2区予定候補は、早朝藍住町の直道交差点で支部・後援会の人々とプラスター宣伝を行いながら、宣伝カーで訴えました。林茂藍住町議、石田実板野町議も参加しました。

 久保予定候補は冒頭、北朝鮮のミサイル発射を厳しく糾弾し「偶発的な事態」による軍事衝突への懸念を表明。「世界は話し合いによる平和的な解決を望んでいる。日本政府も『対話のための対話はしない』などの態度を改め、対話を行うべきだ」と訴えました。

 さらに安倍首相の狙う憲法9条破壊を批判し「自衛隊を戦力として認めれば、国際紛争を解決する手段として戦力を持たないとした9条は死文化し、歯止めのない海外派兵が広がることになる。日本の若者を、自衛隊員を海外で殺し殺させてはならない」とのべ、「戦前から命がけで反戦・平和を貫いた党として、平和を守るために全力をつくす」と決意を込めました。

 そして、「アベノミクスで、大企業は空前の大儲けをしているが、労働者の実質賃金は4年連続で下がり続け、社会保障の改悪・負担増で、国民のくらしは限界だ」とのべ、「国民のくらしを守るのが政治の本来の役割だ。くらし・中小企業・農業など地域産業を直接応援する政治に切りかえよう」と訴え、「14年間空白になっている日本共産党の四国の議席を総選挙で必ず取りもどさせてください」と呼びかけました。

 久保候補はその後上板町で党支部とともに街頭宣伝を行いました。