徳島市など7市町村が、佐那河内村に大型ごみ処理施設建設を計画している問題で、建設予定地に隣接する徳島市の住民らで組織する「佐那河内ごみ処理施設を考える下流住民の会」(曽良寛武代表世話人)や近隣町内会、簡易水道組合、園瀬川流域環境保全の会ら9団体は17日、計画の白紙撤回求めて、原秀樹徳島市長に要望書を提出しました。
市側からは市民環境部環境整備室の松本和繁室長らが対応し、住民説明会の開催の求めに対し市側は、「佐那河内村の動向を見極める必要があり現時点ではできない。開催が決まれば対象地域に案内をする」との回答に終始しました。
曽良(そら)代表は、「有害物質は水にも含まれる可能性がある。下流域の住民にとっては直接的な影響がでる。説明会すら開かないまま計画をすすめるのは理不尽きわまりない」と憤っていました。
徳島市の山田節子さんは、「市民の税金を使う事業。ましてゴミ問題は住民合意ですすめないと解決しない。説明会は市内全域で行うべきだ」と訴えました。
住民の会らは、計画の白紙撤回を求める請願署名に取り組み徳島市議会に提出する計画です。