能登半島地震被災者支援活動報告

5月13~15日に日本共産党県議団で能登半島地震被災地へ行き、現地で支援活動・聞き取り活動に取り組みました。活動報告を発行したので紹介します。

能登半島地震被災地へ 被災者支援ボランティアに参加

 5月13(月)~15日(水)まで、党県議団で能登半島地震被災地に行ってきました。

能登半島地震被災者支援共同支援センター

 日本共産党は、能登半島地震が起こった翌月の2月に民主団体と共同で、石川県羽昨市に災害支援センターをつくり、被災者支援や被災者の声を国や自治体に届ける活動を行ってきました。

 私たちも、徳島のみなさんから寄せられた支援物資や募金を共同センターに届け、ここを拠点に仮設住宅を訪問。共同センターのニュースとお米や野菜、生活雑貨等の支援物資をお渡しし、困りごとやご要望等をうかがいました。

仮設住宅を訪問、支援物資を届け、対話

 「毎朝の防災無線放送が震災後は止まったまま。情報が入らなくて困っている。スマホが使えない高齢者には情報を紙でほしい。」「水光熱費を全額自費は負担が重い。少しでも補助してほしい。」「自宅が全壊して公費解体を申請しているが、なかなか順番が来ない。」「洗濯物干し場が狭すぎて困っている。」などの声が寄せられました。寄せられた要望や困りごとは活動記録と共にセンターの事務局に報告し、対応をお願いしました。

 13日は内灘町宮坂地区の仮設住宅へ。14日は長野県の支援隊と遺書に志賀町富来地区の仮設住宅3カ所97戸を訪問。志賀町に吸収合併された旧富来町の仮設住宅は行政からの支援がなく、支援物資が大変喜ばれました。

西荒屋地区、和倉温泉街、輪島市を視察

 支援の合間に地震被害がひどかった地域も見てきました。

 内灘西荒屋地区は、影木浄化に加えて側方流動現象(液状化に伴い地盤が水平方向に大きくずれる現象)で、家屋が最大12メートルも横ずれを起こした被害が報告されています。

 七尾市の和倉温泉街では大きな旅館やホテルが軒並み被害に遭い、営業停止。温泉を引き込む配管も地下で破損して修復は困難との話でした。

 輪島市に向かう自動車道は地震で破損した箇所が多く、あちこちで修復工事が行われていました。

 地震による火災で全焼した輪島市朝市通りや大きな商店ビルや家屋の倒壊、悲惨な光景に言葉も出ませんでした。倒壊したビルや家屋、瓦礫の山がそのまま放置されていて、片付けがほとんど進んでいない様子には驚きました。

 

さらに甚大な被害を受けた奥能登には行けませんでした。

物資もボランティアも足りません

 都合のつく方は、ぜひ、ボランティアに行ってください。支援物資や募金も引き続きお願いします。(ボランティア活動に使った証明があれば、車両の高速料金は無料になります)。