白川よう子より新年のごあいさつ

白川よう子

 新年あけましておめでとうございます。

 いよいよ総選挙の年が明けました。四国の議席を勝ち取り、新しい政権で政治を変える年として、決意新たに新年を迎えました。四国比例で日本共産党の議席を18年ぶりに奪還するとともに、女性衆議院議員をみんなの力でつくり、ジェンダー平等社会の扉を四国から切り開いて行きましょう。

 昨年来、新型コロナの猛威が私たちを苦しめ続けています。命や暮らし、経営の不安に政治がしっかりと応えなければならない時に、菅政権の無策ぶりはあまりにもひどすぎます。

 安倍前首相の桜を見る会前夜祭問題、元農水大臣の企業献金疑惑なども他人事。昨年末に閣議決定された経済対策は暮らしや営業、医療への対応は皆無。持続化給付金などの直接支援は終了。危機的状況の医療現場への減収補てんについても、やる気は微塵も感じられません。その反面「Go To事業」は国民の声で一旦中止にしたものの、6月まで延長。「国土強靱化」の名による公共事業には巨額の予算を積むものです。

 今打つべきは、第3波の危機から国民の命と暮らしを守る対策です。私は昨年、四国の95全自治体を訪れ、暮らしの中の声をお聞きしてきました。四国の皆さんの切実な声を真正面から受け止める議席として働きたいという思いが体の底から湧き起こってきます。もうすぐ始まる通常国会でも国会議員団とともに力を合わせ、国民の痛みもわからない菅政権と真っ向勝負で闘い抜きます。

 菅政権が自民・公明の合意で打ち出しているのが、「後期高齢者医療」の窓口2倍化です。しかも年収200万円以上の方が対象という冷酷さ。75歳以上の2割負担は、企業の社会保険料の負担抑制を求める経団連が主張してきました。国は現役世代の負担軽減のためとすり替えていますが、そもそも国の負担を大きく減らしたから生じている問題です。国庫負担を減らし、現役世代に肩代わりさせ、高齢者自身の負担を求める矛盾だらけのやりかたを撤回させましょう。国庫負担を元に戻すことが唯一の解決策です。今年はこの闘いも大きくさせていきます。

 昨年1月の日本共産党大会で「綱領」が改定されて1年になります。日本共産党はコロナ危機のもとで日本と世界の大局的展望を示し、コロナ後にどんな社会をつくるのかの展望を持つ唯一の党でもあります。新しい綱領が「野党連合政権」を作るうえでも大きな柱となり、私たちの活動を発展させる土台となっています。とりわけ、若い皆さんが日本共産党綱領に大きな共感を広げてくれていることに感激しています。

 コロナ禍で若い世代のおかれている状況は大きく変化しました。四国中で取り組まれている学生への食料品支援のプロジェクトや、原発問題、気候変動、フラワーデモやジェンダー平等、夫婦別姓などの問題に取り組む皆さんと力を合わせて、次の社会の在り方を真剣に議論し、一歩一歩前進していけるように、私自身も頑張る決意です。

 一大勝負の年。力を合わせて四国の議席をもぎ取りましょう。

衆院四国ブロック比例予定候補 白川よう子