四国の議席奪還を 白川比例予定候補徳島を駆ける

 日本共産党の白川よう子衆院四国ブロック比例予定候補は4~5日徳島入りし、石井町・神山町・三好市で街頭宣伝を行い、佐那河内村・三好市池田町で「つどい」・演説会を行いました。

風頼みではダメ。日本共産党に期待する―神山・石井町で街宣

神山町で訴える白川予定候補(右)

 神山町で白川予定候補は、「安倍政権は内閣改造を行ったが、これで国民の信頼は回復できない。なぜなら、安倍首相自身の傲慢な姿勢や強行政治、政治の私物化に国民は怒りを持っているからだ」と強調。安倍政権の下ですすんだ格差と貧困の実態を告発し、「税金と取り方・使い方を変えよう。タックスヘイブンを使い税逃れする大金持ち、大企業のボロ儲けの『ボロ』の部分くらいは負担させよう。命とくらし、地域を応援する事にこそ税金を使わせよう」と呼びかけました。

 さらに、「安倍首相は20年までに憲法を改正しようとしている。現憲法の下でも解釈をねじ曲げ、海外での武力行使を認める安倍政権が、9条に3項を加え自衛隊を明記すれば、際限のない海外派兵が行われ憲法9条はこわされてしまう」と訴えました。

 そして、「今度の総選挙は、平和、憲法、命、くらしがかかった大切な選挙となる。95年間反戦平和を貫いた日本共産党を大きく伸ばしてください。野党共闘を成功させ、新しい政治をともにつくりだそう」と力を込めました。

 訴えを聞いていた神山町の商店主は「共産党にはがんばって欲しい。風が吹いたとしても風頼みではだめだ。地道な活動の積み上げが大切だと思う」と話していました。

 石井町の医療従事者の女性は「医療改悪が進み、平和の危機の時だと感じている。白川さんの経験と女性の目線に期待する」と話していました。

社会進歩と重ねた人生―三好市池田町で「演説会」

参加者1人ひとりと握手する白川予定候補

 三好市池田町の演説会には約30人が参加し、美浪盛晴三好市議が司会をつとめ「日本共産党の四国の議席奪還へ、白川氏を国政に」と呼びかけました。

 岡田光男共産党阿北地区委員長は、東京都議選での勝利、核兵器禁止条約の採択などを紹介し「世界の大きな流れは日本共産党の綱領路線と響きあっている」とあいさつしました。

 西部みんなの九条の会の詫間敬久顧問は、同会の活動を紹介し「教育は間違えると恐ろしい、子どもは本当に騙せる。ウソで固める安倍政権を許す事はできない」と訴えました。

 白川予定候補は、「どうやったらみんなが幸せになる社会をつくれるのかと子どもの頃から考えていた」と自らの体験を語り、「健生病院に勤め、医師から『医療現場で働くのなら見ておくべきだ』と、じん肺で亡くなった方の肺を見せてもらった。空っぽで何も残っていなかった。『金儲けのためなら人の命すら奪う。これが日本の現実』と思い知った」と語りました。

 そして「そんな時に出会ったのが日本共産党綱領だった。そこには日本社会の様々な問題を根本的に解決する道筋が書かれていた」と入党の経緯を語り「党に入って後悔したことはない。社会進歩と自らの人生を重ねられるからだ」とのべました。

 さらに「ちょっと前まで、ここまで党が躍進する姿を想像できたか。社会は変わる。しかし自然には変わらない。党の自力をつけないといけない」と入党を呼びかけました。

 そして「この間の国政選挙で、日本共産党は四国で8位、7位と順位を上げてきた。東京では2人区、3人区で自民党を破って勝利した。定数6の四国比例で負ける訳にはいかない」と議席奪還へ決意を語りました。