東日本大震災から4年目の3月11日、「原発からの撤退、自然エネルギーへの転換を求める徳島県連絡会(原発ゼロ徳島連絡会)」は、JR徳島駅前で、「福島を忘れるな、3・11徳島県集会」を開き60人が参加しました。
犠牲者への黙祷を捧げたあと、開会のあいさつにたった、服部敏彦共同代表は、「福島の原発は収束どころではない。連日のように汚染水の流出が続いている」とのべ、「ドイツは福島に学んで、原発ゼロを決断した。一方安倍首相は再稼働に固執し輸出まで行おうとしている」と怒りを込めて訴えました。
民医連の山本浩史事務局長は「23万人に及ぶ避難者は、長引く避難生活に健康を害する人が多数いる。自ら命を絶つなど震災関連死は直接死を超えた。再稼働・輸出など論外だ。原発事故を起こした日本が原発ゼロの社会を目指すのは日本の国民と国際社会に対する責務だ」とのべました。
日本共産党の山田豊県議予定候補は、「2013年9月から全ての原発が止まっている。国民の粘り強い運動が止めている」とのべ福島県南相馬市に1ヶ月あまりにわたってボランティアに行った体験を示し「今も生活、生業は大変な状況がつづいている。安倍首相は原発再稼働のために。この福島を切り捨てようとしている」と厳しく批判し「ブロックされているのは汚染水ではなく『情報』だ。こんな政治をあたらめるため、私たちもみなさんと力を合わせてがんばる」と訴えました。
その後、「原発ゼロの一点で手をつなぎ再稼働を許さない大きなうねりを」「国民の声で安倍政権を包囲し『原発ゼロの実現を』」などとする集会アピールを採択し、四国電力徳島支店に向けてデモ行進を行いました。