2014年6月16日 徳島県常任委員会
(1)
15日投開票された県議徳島選挙区補欠選挙で、日本共産党の山田豊候補は、投票率が22・2%と大幅に低下するなかで、1万1180票(得票率24・4%)を獲得、大健闘しました。前回いっせい地方選挙の県議選票1万0775票から、409票増です。
自民党は、参議院選挙比例票4万6560票(公明票も加算)から 県議補選の自民2候補(公明推薦)の票2万7074票(参議院選比例票比58・1%)に、1万9486票減らしました。民主党は、参議院選挙比例票1万6018票(社民党票も加算)から民主推薦候補(社民も推薦)の票7525票(参議院選比例票比47・0%)に8493票減らしました。その中で、わが党は、参議院比例票9815(得票率10・3%)から1万1180票(参議院選比例票比113・9%)に、1369票増やしました。
昨年7月の参議院選挙の躍進に続き、わが党は、得票数でも得票率でも大躍進を果たしました。ご支持、ご支援いただいたみなさんに、心からお礼を申し上げます。
(2)
この結果は、他の野党が安倍暴走政権の翼賛政党化し、「自共対決」の情勢が浮き彫りになるもとで、日本共産党への期待と共感の流れがさらに進展していることを示しています。
自民党は、得票を大幅後退させました。民主党は公認候補も立てられず、得票をさらに後退させ、政党としての体をなさない自壊的な道をすすんでいます。
従来は自民党を支持していた保守層や市民運動をともにすすめている無党派層など、良識ある県民が、党派をこえて日本共産党の山田豊候補を支持し、自覚的に支持をひろげてくださいました。
いま、安倍政権の暴走の一歩一歩が、国民との矛盾を深め、「基盤を脆弱なものとし、空洞化を深刻なものとしてい」ます。
わが党は、集団的自衛権の行使容認や消費税の10%への増税、原発再稼働、TPPの推進など、安倍政権の暴走ストップへ、党派をこえて共同をひろげる決意です。
また、一部企業の同和利権を一掃し、大型開発のムダづかいをなくし、命とくらしをまもる県政をめざし、掲げた公約の実現へ全力を尽くします。
(3)
がんばりぬけば議席獲得の条件と可能性があっただけに残念な結果でした。勝利できなかったのはなぜか。みなさんの率直なご意見もしっかり受けとめて教訓を深め、いっせい地方選挙では、必ず勝利できるよう力をつくします。
なかでも、全党員、全後援会員の力をあまさず発揮してもらうための指導・援助の弱点にくわえ、激戦を勝ちぬくうえで、党組織の自力の不足は明瞭です。
今、全党は、いっせい地方選挙勝利をめざし「強く大きな党」をつくる「特別月間」にとりくんでいます。県議補欠選挙の教訓にたって、いっせい地方選挙を勝ちぬく自力をつくるために尽くす決意です。
「強く大きな党」をつくるために、みなさんのご協力を心からお願いするとともに、引きつづく、温かいご支持、ご支援をお願いするものです。