「ガースーです。」国民をバカにした姿にも驚いたが、12月8日に閣議決定された経済対策に驚いた。暮らしや営業、医療への対応は皆無。持続化給付金などの直接支援は終了。危機的状況の医療現場への減収補てんについても、やる気は微塵も感じられない。反面、「Go To事業」は6月まで延長。「国土強靱化」の名による公共事業には巨額の予算を積むと言う。
政府のコロナ感染対策分科会の尾見会長も「Go To一旦停止」を提言しているにもかかわらず、予備費から更なる支出も。
いやいや、今打つべきは第3波の危機への対策、国民の命と暮らしを守る事が最優先でしょう!
冷酷菅政権が公明党との合意で次に打ち出したのが、「後期高齢者医療」の窓口負担の2倍化です。しかも年収200万円以上の方が対象という冷酷さ。75歳以上の2割負担は、企業の社会保険料の負担抑制を求める経団連が主張してきました。国は現役世代の負担軽減のためとすり替えていますが、そもそも国の負担を減らしたから生じている問題です。
私が徳島健生病院に就職した頃、お年寄りの医療費は無料でした。健康保険本人も窓口負担は1割でした。社会保障の充実のため、お年寄りの福祉のためと、消費税が導入されたのもこの年。充実どころか改悪に次ぐ改悪。就職してからの私の人生はまさにこことの闘いでした。
「医療・介護・年金・社会保障を充実し、ケアに手厚い社会をつくりたい」私の演説のお決まりのフレーズの中には、何より大切な「命」を守るために闘い続けてきた者としての強い思いを込めています。