高知の西森さんが19日徳島市内で行われた。「仁比そうへい議席奪還。勝利・国政報告会」の動画を22分に編集してくださいました。
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「みなさんやりましたね!」と切り出した仁比聡平参議院議員は、「この躍進をさらに日本の新しい政治を切りひらく決意と熱気が、この会場にあふれている」とのべ、「なぜこの熱気の中、私がスーツを着ているか。みなさんとかちとったこのバッチがはえないからだ」と語ると、開場は爆笑と拍手につつまれました。そして、「福岡から徳島に向かう飛行機からの風景に、この広い西日本17県のみなさんの力で、比例代表の5議席を勝ちとったと実感を新たにした」とのべました。
「本当に最後までハラハラドキドキの選挙でしたね。NHKで私の当確のテロップが出たのが、翌朝6時5分。48の定数で46番目の議席だった。あと30万票少なかったら、この5議席目は自民党にとられるところだった。約30万人の党員の『あと1票』というがんばり、猛暑の中でのビラまきや街頭宣伝、全国は一つの電話かけなど猛奮闘があった。その一つでもかけていたら、この勝利をつかみ取ることはできなかった」とのべ、投票日、繰り上げ投票で投票終了時刻間際の離島などにお礼をかねて電話をすると、「何を言っているんだ。本土では8時まで投票ができる。あらゆるつながりを生かして8時まで奮闘する」と逆に激励された経験や、弁護士仲間たちが「仁比を応援する選挙じゃない。憲法改悪が焦点となる中、自らのたたかいだ」と猛奮闘したこと、「非国民・国賊」とののしられるなかでがんばってきた、ある水俣病の患者が、1人で1100もの支持拡大をおこなった事などを紹介しました。
そして「自民党・公明党の政治はもうゴメンだ。民主党に期待したけど裏切られた。切実な、せっぱ詰まった願いを実現をするためには、日本共産党しかないと、投票、支持を広げてくれた人がたくさんいる」とのべ。「どんな問題でも抜本的な対案を示して、草の根から国民のみなさんとがんばる日本共産党が伸びこそ、安倍政権の暴走に立ち向かう力が生まれる。この私たちの訴えに、515万余のみなさんがこたえてくれた。この1票1票の重みをしっかり受け止めて、この期待に絶対にこたえるために、国会でも、国民運動でも、先頭に立ってがんばり抜く」と決意を込めて語りました。
さらに、「印象深いのは、これまで自民党や公明党を応援してきたと言う人からも、くらしはもう崖っぷち、安倍政権の暴走を止められるのは日本共産党しかないという、大きな思いを託されたことだ」とのべ、生活保護費を減らしたのは自民党・公明党。今度は日本共産党にと息子に説得されたという学会員の事などを紹介。「年金が減らされ、アベノミクスの名の下に、生活はどんどん大変になっていく、その上消費税が増税されたら、崖っぷちから突き落とされてしまう。憲法に手を付けることは絶対に許せないという声と合わせて、これまで保守や、他の政党を支持したきた方々が、今度は日本共産党と願いを託して下さった方々の思いは、安倍政権の暴走を止める運動を大きく広げる上で、確かな土台と力になると痛感する」とのべました。
また、今回の躍進で、参議院のすべての委員会、11の常任委員会に党議員を配置できたこと。予算委員会、決算委員会、憲法審査会の重要委員会には、それぞれ複数の委員を配置できることになったこと、議案提案権を得たこと、党派間闘争の最前線となる議院運営委員会に理事に仁比議員なったことを紹介。大きな拍手がおこりました。
そして、議運理事としてさっそく大奮闘していることを紹介。初登院の日、副議長選挙で投票数が議員数を上回るという前代未聞の事態に、「犯人捜しをしないと前に進まない」と主張する自民党理事に対し、「参議院運営規則では、投票数が上回った時は再投票することになっている。前例はないが、規則にのっとり再投票するのが、議会本来のあり方だ」と論陣をはり、混乱を解決に導き、民主党のベテラン理事から「さすが弁護士」と評価されたことを紹介しましました。さらに「ここに自民党の議会に対する乱暴な姿が象徴的に現れている。強い警戒心が必要だ」とのべ、「安倍政権の暴走は目に余るものがある。消費税の増税を、たった3ヶ月の経済指標で強行しようとする。こんな乱暴なやり方で、くらしも財政も壊してしまう。(消費税増税が)社会保障のためなんてとんでもない。年金は減らし、支給年齢を引き上げる。介護サービスを切り捨て、排除する。お年寄りの医療費の自己負担を倍にする。こんなお年寄りいじめを『世代間の公平』の名で、若者とお年寄りを対立させる。ブラック企業根絶が若者たちに響いたように、若者もお年寄りもいじめられている共通の相手は、儲けを独り占めにする大企業と大金持ちだ」と厳しく批判しました。
さらに福島の放射能汚染が広がっているもとでの、原発の再稼働・輸出。秘密交渉のままTPP年内妥結をアメリカと決めるなど、安倍政権の逆流と暴走を批判。「この暴走に立ち向かうために、国会でがんばりぬくとともに、大きな国民運動を起こしていこう」
と呼びかけました。
そして話は憲法審査会に。「国民投票のあり方などを具体的に決める、改憲案のすりあわせを行うとする重要な委員会。躍進によって日本共産党は2人の委員を配置できたが、それだけでは委員会の運営を決する幹事会には入れないというのが出発点だった。委員会の構成を決めるのが『議院運営委員会』。憲法審査会の幹事に日本共産党が入れるかはきわめて重要だ。そこで自民党の理事に直談判し、かつて国会におかれていた『憲法調査会』では、10人以上の正式交渉会派には理事を割り当てるという前例があったと主張。この道理ある主張に自民党はこたえざるを得なくなり、私が幹事の任にあたることになった。憲法改悪の暴走にストップをかけて、くらしの中に、あらゆる政治の分野のすみずみに憲法を生かしていくために全力をつくす」と決意を語りました。
さらに「安倍内閣は、内閣法制局長官の首をすげ替え、解釈改憲を行い集団的自衛権の行使ができるようにと狙っている。戦前の深い反省に立って権力の手を厳格に縛ったのが私たちの憲法。『憲法が時代にあわない』というが、合わないのは憲法を踏みにじってきた自民党政治の方だ。こんな浅はかなやり方は通用しないことを示そう」と訴えました。 そして、「どの暴走も、『安倍政権の命取りとなった』と言えるような大運動を起こそう。消費税増税も、原発の再稼働も、TPP参加も、憲法改悪も、絶対に許すわけにはいかない。日本共産党に託された国民的な期待であり、重い責任がある。同時にこのどの闘争も、アメリカいいなり、大企業優先というこれまでの日本の政治の大本の矛盾から発している。国民と力を合わせた、この暴走をくい止めるたたかいは、政治を大本から変え、新しい政治をつくっていくたたかいに連動していく」と訴え、「日本の政治を本当に国民が主人公にする時代を切りひらいていく、民主連合政府にすすんでいく時代をつくっていった国会議員団であったと、みなさんと振り返ることができる時代を切りひらくときだ。この四国からも国会の議席を取り戻し、第三の躍進の時期に日本共産党を強く大きくする運動を起こそう。私は国会の内外で、その先頭に立ってたたかいぬく」と決意をのべました。
選挙区候補としてたたかった上村恭子党県常任委員は、「みなさんに支えられての選挙戦だった」と感謝の言葉をのべ、「昨年の総選挙では、一支部員としてたたかったが、がんばってもなかなか前進できない。こんな状況がいつまで続くのかとの思いがあった」と語りました。
そして、立候補表明に対し、驚くほど多くの方からの激励をうけたことを紹介。「JAに訪問すると、『日本共産党の候補者だ』というだけで幹部の方が応対してくれる。また県西部のJAの組合長との懇談では、『中央の集会でも、日本共産党の政策がすばらしい』との言葉をもらった。この間TPP反対で一点共闘してきた成果と期待の高まりを感じた。同時に、『もっと力を付けて欲しい』との言葉に、なんとしても躍進をとの思いを強くした」とのべました。
さらに「はじめての経験だったが、ブログ、フェイスブック、ツイッターは本当に力になると実感した。今後も続けていきたい」とインターネットの活用の重要性にふれました。 また「橋下大阪市長の妄言が女性パワーに火を付けた」と女性後援会の奮闘への感謝をのべ、長く連絡をとっていなかった大学の恩師からも、「橋下氏の発言は許せない。女性のあなたが、がんばってほしい」と激励の電話をうけたことを紹介。
さらに「自民も民主もダメ、第三極も怖いとの思いが広がる中で、自民党の暴走に、日本共産党が唯一、具体的な対案を示してたたかったことが、日に日に共感が広がっていくことを実感し、ワクワクするような毎日だった」とのべ、「改選3議席から8議席へと躍進し、何よりも比例5議席を実現し、仁比聡平さんの議席を取り戻したことに私自身、大きな喜びの余韻がおさまらない」と語りました。
そして「これから、第三の躍進期を次の発展に結びつけていこう。党員、読者を増やし大きな党をつくって自力をつけることが、党にとってだけでなく、日本の未来にとっても決定的。わたしもみなさんとともに、その先頭にたって奮闘する」と決意をのべました。
主催者を代表して上村秀明県委員長は、「猛暑のなか、みなさんの奮闘で躍進を勝ち取れた。なにより比例5人全員当選し、仁比さん議席をかちとった、誇りであり、喜びである」とのべ、「県委員長になって国政選挙で勝ったことがなかった。しかし一つ一つの選挙で、議席には結びつかなくとも、たたかいの中から教訓を引き出し、綱領的展望を持って、がんばってきたことが今回の大躍進につながった。まさに歴史の弁証法だ」と語りました。
そして、第三の躍進はこれまでの躍進とは違うとして「支配勢力が党の躍進を押さえ込むためにつくった『受け皿政党』がない。これからまさに『自共対決』の時代。政策・論戦で負けることはない。大きな党をつくってゆけば、連戦連勝で第三の躍進を広げ、民主連合政府を実現し日本の新しい政治をつくる展望も開けた。私たちは今、その第一歩に立っている。ごいっしょに進み始めた躍進の流れを広げ、日本の新しい政治を切り開こう」と呼びかけました。
(記事・写真提供・徳島新報社)
日本共産党徳島県委員会は終戦68年目の15日正午、JR徳島駅前で街頭宣伝を行いました。
上村秀明県委員長が「日本が起こした侵略戦争が終結し68年目の日、310万人の日本人の命と、2000万人を超えるアジア地域の人々の命が奪われた。その深い反省から生まれたのが今の平和憲法。日本共産党は戦前から、命がけで主権在民、侵略戦争反対を貫いて来た政党として、憲法改悪反対のたたかいをすすめる」と訴えました。
先の参議院選挙で徳島選挙区候補としてたたかった上村恭子県常任委員は、「今日は二度と戦争をしないことを誓う日だ」と切り出し。「憲法を守れの世論が大きいと見ると、96条を変え、憲法を変えやすくしようとしている。それも難しいとなると、内閣法制局長官の首をすげ替えて、解釈改憲で集団的自衛権の行使にすすもうとしている」と、安倍首相らの改憲派を厳しく批判しました。
また、アメリカが戦後すぐに、日本に憲法改定をせまりつづけてきたことを紹介。あるTV番組で、海部俊樹元首相が、アメリカから集団的自衛権の行使を求められたとき「憲法9条があるからできない」と拒否できたとする証言をしたことを紹介。「憲法を変え、戦争をする日本づくりは、アメリカいいなり政治の究極の姿だ」と批判しました。
そして、「先の参議院選挙でみなさんに躍進させていただいた8議席を加え、11議席の参議院議員団ができた。この議席の力も生かして日本共産党は憲法を守るたたかいの先頭に立って全力をつくす」と決意をのべ、「子どもや孫、先の世代に、この平和憲法を守り抜いていくことが私たち大人の責任だ。憲法9条を守り生かして、平和外交に徹し、世界の平和に貢献することこそ求められている。憲法を守ろうという共同を広げ、平和な日本を残してゆこう」と訴えると、バスターミナルから大きな拍手が起こりました。
大阪から孫と一緒に久しぶりに徳島に帰ってきているという79歳の女性は、「11歳の時、空襲で徳島駅前の家を焼け出された。眉山に避難することができず、近くの新町川に逃げ込み助かったが、目前で焼夷弾の直撃をうけた人の姿、通っていった小学校の校庭が遺体で埋め尽くされたこと、その中に同級生の遺体もあったことなど、思い出すのも恐ろしい。戦争だけは絶対にしてはいけない」と語気を強めていました。
また同日、治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟徳島県本部も、JR徳島駅前で宣伝行動を行い10人が参加しました。同盟が全国いっせい行動として呼びかけたものです。4人がリレートークを行い、「学徒出陣70周年の今年-誓い新たに、若者を再び戦争に送らない」としたビラを配布しました。
ビラを受け取った78歳の女性は「空襲で住吉川に逃げ込み。焼け落ちる県庁を見た」と語りながら「どんな団体なのですか?」と聞き返し「小林多喜二など戦争に反対し、迫害、虐殺された人に日本は謝罪も賠償も行っていない。それをただせと活動している団体です」と答えると「それは大切。がんばって下さい」と話していました。
徳島県後期高齢者医療広域連合会議会(連合長・原秀樹徳島市長)(以下、連合会)の定例会が8月8日行われました。
日本共産党から同連合会議員に唯一選出されている、山根由美子議員(石井町議)が質問にたち、(内閣に設置された)社会保障制度改革国民会議(以下、国民会議)の中で「自己責任や受益者負担ばかりが強調されている」とのべ、「低所得者ほど多くの負担がかせられる」として、「広域連合長として、安心して医療の受けられる制度に戻すよう国に求めるべきだ」と強調しました。
また、75才以上の人口が増えると保険料が上がる後期高齢者医療制度の欠陥を指摘。「年金受給者の約半数が年収100万円以下、このうえ消費税増税、介護保険の引き上げがされ、さらに年金の引き下げをされたら高齢者は負担増に耐えられない」と訴えました。
さらに山根議員は短期保険証の発行や、差し押さえの実態などについて追及しました。
これに対し原連合長は「現行制度を基本とすることが妥当だ」とする国民会議の「最終報告」を批判することなく「国の動向を見て適切に対応する」と答弁しました。また事務方からは後期高齢者医療制度を「相互扶助の保険制度」であるとして「法令にしたがった応分の負担」は当然だとする答弁がなされました。
山根議員は麻生副大臣の1月21日の国民会議での「さっさと死ねるように」とした暴言を取り上げ、「安倍内閣の本質がでた発言だ」と厳しく批判。
さらに「社会保険は、憲法25条の生存権を国が保障する社会保障だ」と相互扶助とする連合会の姿勢を糾し、「大型開発や、軍事費のムダを削り、大企業や富裕層への優遇税制をただせば社会保障の財源は確保できる」と訴えました。
原秀樹連合長は「国が定めた制度を実施するのが責務だ」としました。
しかし、広域連合の根拠法は地方自治法第291条の7第1項です。同法は、第1条の2で「地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本として…」としています。原連合長の発言は、この精神に反するのではないでしょうか。
山根議員以外に質問・討議を行う議員はなく、13年度補正予算、12年度決算などを山根議員以外の賛成多数で可決。わずか52分間で終了しました。
(写真・記事提供、徳島新報社)
東京の会場とインターネットを通じてリアルタイム中継をおこないます。
会場:アスティとくしま2F第4会議室
とき:8月10日午後2時から(1時30分開場)
志位和夫委員長が記念講演を行い、みなさんのお力添えで議席を奪還した四国、中国、九州沖縄の代表、仁比聡平をはじめ山下芳生、小池晃、紙智子、井上哲士の5人の比例代表の当選者。激戦の選挙区を勝ち抜いた吉良佳子、辰巳孝太郎、倉林明子の計8人の参議院議員があいさつします。また党躍進の流れをつくった、東京都議選で躍進した党都議団の紹介とあいさつも行われます。
日本共産党は、参院選中の7月15日に、創立91周年を迎え、全党の奮闘で比例5議席、選挙区で3議席を獲得する大躍進を勝ちとりました。これは1970年代、90年代後半の躍進につづく、“第3の躍進の波”の始まりともいうべき歴史的意義を持つものです。
日本共産党の歴史をふりかえり、現在の党の役割と値打ちを考える「党創立記念講演会」へのみなさまのご参加を、心よりお待ちしています。
他の地域でもリアルタイム中継の計画がすすんでいます。決まり次第追記します。