特定秘密保護法廃止!女たちの怒りの行動

 県内の幅広い女性たち46団体と125人の個人で構成する「特定秘密保護法廃止!女たちの怒りの行動」は6日、徳島市内でDVD上演会と学習会を開き40人が参加しました。

 上映したDVDは、徳島の若手弁護士たちと劇団「阿波っ子」が作成した「とってもコワ~イ秘密保護法」。3つの寸劇と若手弁護士による解説が入ったものです。

その後、上地大三郎弁護士をアドバイザーに討論を行いました。

 民医連の山本浩史事務局長は、「医療機関は患者の精神疾患や、薬の飲み方まで『適性評価』のため情報提供を求められる可能性がある」と問題提起をしました。

 上地弁護士は「自分のことを漏らされると思ったら、患者は本当のことを医師に言えなくなる。医療にとって重大な問題が起こる。これは弁護士にとっても同じだ」と応じていました。

 また、「文民統制の廃止、NSC(国家安全保障会議)などは一連の流れなのか」との質問に上地氏は、「戦争をする者にとって本当のことを知られるのは都合が悪い」と戦争する国づくりへの一連の流れであるとの考えを示し、「戦争をしようという勢力は被害体験を持ち出して『だから自衛のために必要だ』との理論ですすめている。加害の歴史を知ることが大事だ」とのべました。

 「戦後70年を機会に、今までにない規模と企画のイベントを」との意見に対し上地氏は「それも大事だ」とした上で、「5~10人くらいの、みんなが自由に発言できるような小集会を、各地でくり返し開いていくのはどうか。DVDもそういう思いで作成した。『憲法とは』『戦争反対』では敷居の高い人も多い。小集会の入り口は最近のニュースでも何でも、みんなが興味のあることでいいのではないか。あらゆる問題の根源を突き詰めれば必ず憲法と平和に結び付いていく」とアドバイスしていました。
 諏訪公子代表は「安倍政権は数を背景にやりたい放題。いっせい地方選挙で戦争する国づくりをすすめる勢力に審判を下そう」と呼びかけました。

 学習会で使ったDVDは送料込み500円頒布しています。必要な方は088(663)6558(女たちの怒りの行動事務局)にFAXで申し込んで下さい。