市田副委員長が徳島で訴え「歴史に残る奮闘で四国の議席奪還を」

 市田忠義副委員長が11日、JR徳島駅前で500人の聴衆を前に、ふるた元則1区候補、久保たかゆき2区候補とともに訴えました。

「11年ぶりに四国で共産党が議席をうかがう」情勢

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訴える市田副委員長

 市田副委員長は、冒頭、「安倍政権の暴走に、どの問題でも正面から対決し、対案を示す日本共産党への期待が広がっている。この四国では『浜川ブーム』が起こっている。世論調査でも『11年ぶりに四国で共産党が議席をうかがう』と報じられている。石にかじりついてでも、残る4日間の奮闘で何としても押し上げて欲しい」と訴えました。
 そして、「消費税は先送りでなくキッパリ中止し、消費税に頼らない別の道にすすむべきだ」と訴え、「消費税の増税は、ひとかけらの道理もない。『社会保障のため』といいながら、切り捨てのオンパレード。こんなひどいゴマカシはない。『税と社会保障の一体改革』をすすめた自・公・民に厳しい審判を」とのべ、「公明党は『低所得者のため軽減税率』と宣伝するが、低所得者のことを本当に考えるのなら増税しなければいい」と訴えました。
 そして大企業・富裕層に応分の負担を求めることと、大企業の285兆円の内部留保の活用で正規雇用化や大幅賃上げし、国民の所得を増やすという党の政策を紹介し、「大金持ちからと言っても皆さんは心配ありません。年間所得1億を超えると税率が下がる。大企業は特権的減免制度で、トヨタが5年間法人税ゼロなど、実効税率は10%~20%だ。税金は負担能力に応じて、あたりまえの事ではないでしょうか」とのべ、「消費税増税はもう耐えられない、この思いを党派の違いを超えて、今度は日本共産党へと託して下さい」と訴えました。 
 また、アベノミクスで大企業・富裕層が大もうけする一方で、増税不況に加え、円安・物価高騰で国民生活の破壊や、「円安倒産」が広がる中小企業の実態を告発、「安倍首相のいう『経済の好循環』など、どこにもない」とのべ、「労働者の実質賃金は1.9兆円も下がっていることを突きつけられると、安倍首相は一言も反論できなかった。アベノミクスがもたらしたのは、格差拡大と景気悪化だけだ」と喝破しました。そして「利益を出していない企業は経営者に能力がないからだ」との麻生副総理の発言を批判、「こんな安倍政権に中小企業の振興はまかせるわけにはいかない」と訴えました。さらに労働法制改悪を厳しく批判し、「これで賃上げなどできる訳はない。その上、安倍政権の『成長戦略』の目玉は博打・カジノ。なんと腐敗した政権か」と訴えました。
 そして「雇用のルール作り・最賃引き上げ・ブラック企業根絶」「社会保障拡充への転換」「TPPからの撤退」という日本共産党の対案を示し、「これは、大企業応援から、くらし応援に軸足を移せば、すぐに実行できるものばかり、くらし第一で経済の立て直しを」と訴えました。
2014.12.11市田街頭演説会 714 さらに「憲法9条を生かした外交でアジアと日本の平和を守ろう」と呼びかけ、安倍首相のすすめる「戦争する国づくり」を厳しく批判、「92年間、暗黒時代に命がけで侵略戦争に反対の旗を掲げ続けた日本共産党の躍進で、憲法9条を守ろう」と訴えました。
 また、「全原発が停止して1年2ヶ月。脱原発が可能なことが事実で証明された」とのべ、「今こそ政治が原発ゼロの決断を下すときだ」と訴えました。
 さらに、沖縄の新規基地建設について「沖縄は名護市長選・市議選、そして知事選で民意を示した。しかし安倍政権は新基地建設を続けるという。これで民主主義国家と言えるのか」と厳しく批判、「全国的な日本共産党の躍進で、沖縄の民意は、全国民の総意であることを示そう」と呼びかけました。
 そして「これら全ての問題で安倍政権と対決し、対案を示し、国民の立場で奮闘しているのは日本共産党だけ。『自共対決』が鮮明になった」とのべ、「『政治とカネ』が今、大問題。使い道ではなく、大元はお金の入り口だ。企業献金は賄賂そのもの。政党が離合集散を繰り返すのも政党助成金目当て。『身を切る改革』と言うなら定数削減より先に、政党助成金を今すぐ返上すべきだ。国民には負担を押しつけ自らは税金にどっぷり、こんな無責任な事はない。『身を切るから』と国民に増税を押しつけ、比例代表の削減で民意を切る、これが『身を切る改革』の正体だ。金で政治を歪める自民党か、政党助成金も企業団体献金も受け取らず国民の浄財で政治を動かす日本共産党かの対決だ」と訴えました。
2014.12.11市田街頭演説会 634 最後に、「参議院の躍進で得た議案提案権を行使し、ブラック企業規制法案を提出しただけで厚労省はブラック企業の調査・是正指導に動かざるを得なくなった。日本共産党が伸びれば政治は必ず変わります。日本共産党を大きく躍進させて下さい。『あの4日間の奮闘が日本の歴史を変えた』胸をはってそう言えるような奮闘で、11年ぶりの四国の議席を勝ちとって、国民の声が生きる新しい希望ある政治の実現を、『日本の夜明けは徳島から』という結果を出そう」と訴えました。
 演説後、握手かわす市田副委員長を囲んだ聴衆たちから「共産党!共産党!」との激励のコールがおこっていました。

 

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