共闘をさらに広げよう 共産党県委員会が新春のつどい

壇上にそろった(左から)山田氏(共産・県議)、近藤氏(西部九条の会)、吉川氏(新社会)、長池氏(和の会)、諏訪氏(怒りの行動)、山本氏(市民連合)、白川氏(共産)、富永氏(オール徳島)、上村氏(共産)

 日本共産党徳島県委員会は1月28日、徳島市内で「2018年新春のつどい」を開きました。

 新社会党県本部の吉川雅雄書記長、県議会「和の会」の長池文武県議、オール徳島の富永裕史代表呼びかけ人、市民連合・徳島の山本純代表、西部みんなの九条の会の近藤和典事務局長、特定秘密保護法廃止!女たちの怒りの行動の諏訪公子呼びかけ人が、連帯のあいさつを行い、民進党県総支部連合の庄野昌彦代表のメッセージが紹介されました。また県内の各団体代表もテーブルスピーチを行いました。

本気の共闘へ発展を 共産党・上村委員長

 主催者を代表してあいさつにたった、日本共産党徳島県委員会の上村秀明県委員長は、「一昨年の参議院選挙、昨年の総選挙を通じて新しい友人ができたことを嬉しく思う」と謝意をのべ、「昨年は逆流を乗り越え、市民と野党の共闘を守った。これをさらに発展させ、相互推薦・相互支援の気持ちの良い、本気の共闘に発展させたい」と強調。「高知県では、参院選に向けて、それぞれが候補者を出してからどちらかに一本化するのではなく、はじめから統一候補を擁立しようという市民の努力が始まっている」と紹介し「このつどいが相互理解を深める場となることを期待する」とあいさつしました。

改憲阻止は共闘の使命 共産党・白川氏

 昨年の総選挙を四国ブロック比例候補としてたたかった、日本共産党の白川容子四国ブロック国政対策委員長は「四国ブロックでの議席奪還ができなかったことは残念だが、高知2区で、山原健二郎さん以来21年ぶりに、野党統一候補が自民党から議席を奪い、野党は全体として躍進し、大きな足ががかりを作ることができた。私も次の総選挙に向け全力をつくす」と決意を込めました。

 また、高知県では国政選挙だけでなく、統一地方選挙で自民党を少数派に追い込もうという動きが広がっていることを紹介し、「市民と野党の共闘は国政だけでなく、地方政治を変えようというところまで発展している」と強調しました。

そして、「安倍首相は憲法改悪を『歴史的使命』と言っているが、市民と野党の共闘で憲法改悪を阻止するという歴史的使命を果たそう」と呼びかけました。

野党共闘の力を実感 新社会党・吉川氏

 吉川氏は「先の総選挙で、兵庫9区では、共産党が(新社会党系候補を)『わが候補』として全力でたたかってくれ、私たちも共産党候補を真剣に支援したとの評価をいただいた。共闘の力を実感している。市民と野党の共闘をさらに前に進めなければならない」と力を込め、「9条を変え、働く者、生活者を切り捨てる政治を止めるために、ともに力を合わせよう」と呼びかけました。

地方選挙でも共闘を 和の会・長池氏

 長池氏は「県議会では4人いないと交渉会派になれない。共産党に議席を伸ばしてもらいたい。安倍政権への怒りは必ず起こる。共産党にその受け皿となって欲しい。地方選挙でも共闘をめざそう」と訴えました。

統一候補実現へ全力 オール徳島・富永氏

 富永氏は「来年の参議院選挙では、市民と野党が共同で候補者を擁立したい。そのために高知憲法アクションとも協議を行う予定だ」と報告し、「みんなでともに力を合わせ、安倍政権を変えよう」と呼びかけました。

市民との接着剤に 市民連合・山本氏

 山本氏は「政治にかかわり始めて3年弱。くじけそうになる度に、みなさんが何十年もあきらめずにたたかっていることに励まされている」とのべ「やさしく政治を学べる場をつくり、身近な政治家をつくらないといけない。私たちは政党と市民の接着剤になりたい」とのべました。

外交が大事と高校生 西部九条の会・近藤氏

 近藤氏は、520人の高校生とアンケート対話した体験を報告。「日本の平和を守るために必要なことは外交だと64%の高校生が答えた。高校生は安倍よりずっと健全で頼りになる」とのべ「3000万人署名を全力で集め、憲法を守り抜く」と決意をのべました。

変革の原点は怒り 怒りの行動・諏訪氏

 諏訪氏は「浜規子さんは『野党はもっと怒れ』と檄をとばしている。野党のなかで『お家騒動』なぞしている場合ではない。人が気付き、そして怒ることで、社会は変わっていく。今年も大いに『怒って』いく」と力を込めました。