23日

平和と人権守る社会を 県母親大会で浜矩子氏講演

浜矩子氏の講演に聞き入る、会場を埋め尽くした人々

 第58回県母親大会が8日、徳島市内で開かれ385人が参加しました。午前中は7つの分科会に分かれて議論。午後の全体会では、同志社大学大学院の浜矩子教授が記念講演を行いました。大会終了後、徳島駅に向けて「母親パレード」を行いました。

 太鼓の会「こだぬき」による勇壮な演舞でオープニングした午後の全体会。会場は立ち見の人であふれかえり、熱気につつまれました。

 主催者を代表してあいさつにたった有川マサ子実行委員長は「モリ・カケをはじめとした国政の私物化。こんな安倍政権に憲法を変える資格はない」と怒りをこめ、「歴史上はじめての米朝会談が行われるなど、世界は今大きく変化し、北東アジアにも平和の流れが生まれている。いまこそ日本は憲法9条を生かし、対話によって、世界の平和に貢献すべきだ」と呼びかけました。

 来賓のあいさつにたった徳島労連の山本正美議長は「隠ぺい、ねつ造、改ざん、セクハラ、さらに裏口入学まで、もう何が出てくるのか分からないのが安倍政権だ」と批判し、「その政権が、労働法制を改悪し、社会保障を切り捨てようとしている。市民と野党の共闘で安倍政権を倒そう」と訴えました。

 また、県下の女性議員を代表して日本共産党の達田良子県議が、連帯のあいさつをおこないました。達田氏は大阪地震や豪雨災害への被災者支援をうったえ「安心・安全な町づくりのためにこそ税金を使うべきなのに、国政でも県政でも政治の私物化で税金のムダ使いが行われている」と、モリ・カケ疑惑とその徳島版と言われる記念オケ疑惑を批判し、「力を合わせ国政にも県政にも青空をとりもどそう」と呼びかけました。

 さらに倉敷民商弾圧事件や徳島病院の存続を求めるたたかいへの協力を求める訴えが行われました。

 その後、浜矩子教授が「ズバッと語る日本の経済~どうなるの?うちらのくらし」と題した記念講演(下に要旨を掲載)を行いました。

駅前に向け母親パレードする参加者

 最後に「9条改憲反対、憲法を生かすことを求める」「セクハラのない職場社会に変えよう」の2つの特別決議と「一人ひとりが、戦争は嫌。人権を守れの声を広げよう。高知で開かれる日本母親大会に300人の県代表団を派遣し成功させよう」などとする集会アピールを満場の拍手で採択しました。

 大会終了後、会場のトモニプラザから徳島駅前に向かって「憲法守ろう、9条守ろう」「国の教育予算をアップさせよう」「女性・子ども・高齢者がくらしやすい世の中を」などとコールしながら母親パレードを行いました。

「君の名は」と名前疑え 母親大会での浜矩子氏の講演(要旨)

講演を行う浜矩子氏

 浜氏ははじめに、日本国憲法の前文を示し「グロバール化する今の時代にこそ生きるのが日本国憲法だ。この今日性をもった日本国憲法は何一つ変える必要はない」と改憲をねらう安倍政権を批判しました。そして「安倍政権を『下心』『窒息死』『君の名は』の3つのキーワードで読み解いてみたい」と話をすすめました。

 浜氏は、「安倍政権の下心は、21世紀型の大日本帝国の復活、21世紀型の大東亜共栄圏の親分になりたいということだ」と指摘し、「安倍政権がうちだす政策は、すべてがこの下心から出てきていることを見抜くことが大事だ」とのべました。

 そして「このことは安倍首相自身が語っている。第1次安倍政権が発足(2006年9月)した時から彼は『戦後レジューム(体制)からの脱却』と言ってきた。『戦後』はいつまでたっても『戦後』だ。そこから抜けだすのなら、戦前に戻るしかない。戦前の世界に我々を引きずりこむということだ」と警告し、「アベノミクスも、明治時代の『富国強兵・殖産興業』体制をつくるためのものだ」とのべました。

 さらに「この下心によるアベノミクスで、日本経済は窒息死寸前だ」とのべた浜氏。「そもそも国の経済政策というのは、均衡を保持し、弱者を救済することによって、経済が困難になった時に手をさしのべるものだ。しかしアベノミクスは全く逆の事をしている」と批判しました。

 そして日本の株式市場、国債市場を日銀が買い支えている実態を詳細に告発し、「日銀が手を引けば、株も国債も大暴落だ。こんな国は独裁国家以外ではありえない」と批判しました。

 さらに「モノ作りでも窒息寸前だ。富国強兵のためにとにかく稼げというのが、アベノミクス。それに追い立てられ、企業は不正をしてでも収益をあげることを強いられ、データ改ざんや、品質不良問題が続出している」とのべました。

 そして「経済活動の主役である人が窒息寸前だ」とのべ、「安倍が強行した働き方改革法の本命は『柔軟で多様な働き方』にある。人々を労働法制で守られた労働者から、フリーランス=個人事業主化し、働かせ放題にする。そして企業の収益をあげさせ、『大日本帝国』を支える経済基盤をつくることが安倍首相の目的だ」と力を込め、「17~18世紀の働かされ方、ひどくなれば奴隷制にも逆戻りさせられかねない」と強く警告しました。

 浜氏は最後に「安倍政権のつけた名前を使わないことが大事だ」とのべ、「安倍政権による『造語』に騙されてはいけない。働き方改革一括法の実態は『ただ働き・残業青天井法』だ。『生産性革命』は『こき使い方改革』、『人づくり革命』は、余計なことを考えずに、文句を言わず、生産性を高める人間に子どもたちを育てることだ」と怒りを込めて告発し、「安倍の造語に対し『君の本当の名前はこれでしょ』と突きつけよう。常に『君の名は』と問いかけよう」と呼びかけました。

分科会でも議論と笑顔

 第1分科会のテーマは「今、子どもたちに『幸せに生きる力』を」。参加した現職教員は「子どもの貧困が広がっている。以前は学校で貧困は見えにくかったが、今は違う。かつての『貧乏』は人とのつながりがあったが、今の『貧困』は孤立している」と危機感をつのらせていました。

 第2分科会では、健康生協の松田大亮さんが「介護が必要になる状態」と「健康」の中間の期間「フレイル」について解説。フレイル予防の健康法を学びました。

 第3分科会は「どうなる税制とくらし」と題して消費税10%増税の問題点を学びました。参加者からの「軽減税率ってどうなるの」との質問に、「軽減と言っても8%に据え置かれるだけ。しかも『みりん』は10%だが、『みりん風調味料』は8%など、その線引きはあいまいだ」と批判していました。

パワハラ被害を聞く参加者(第4分科会)

 第4分科会では「働き方改革と女性労働」のテーマで議論。「政府は『パワハラ、セクハラの告発を』と言葉では言うが、実際に告発すると、さらに酷いパワハラを受けることが少なくない」との意見がだされ、実際にセクハラ裁判をたたかっている女性からも実態の告発と支援の訴えが行われました。

 憲法9条について議論した第5分科会では、九条の会徳島の上地大三郎事務局長が「日本国憲法は、平和を人権として位置づけた先駆的なものだ」と世界の流れの中から解明しました。さらに安倍改憲案について「国民の9割が自衛隊を肯定的にとらえているというが、その多数は災害救助などへの期待からだ。同盟軍との共同行動を求めている人は33.4%に過ぎない。しかし安倍改憲を許せば、9条2項は死文化し、何でもできる自衛隊になってしまう。自衛隊への信頼を利用した改憲を阻止する共同を広げよう」と呼びかけました。

全力で笑いヨガ(第7分科会)

 第6分科会では核兵器禁止条約が国連で採択された背景とその意義などについて、県原水協の猪本百合子事務局長が県内の自治体、議会の反応なども示しながら語りました。

 「笑いヨガ&健康体操」の第7分科会では、お年寄りから小学生まで一緒になって大きな声を出しながら楽しんでいました。

――――徳島新報2018年7月15日号より

安倍改憲を許さない 9条の会が各地で宣伝行動

町内でスタンディングする藍住憲法九条を守る会の会員ら

 県下各地の9条の会などは9日、各地で憲法9条を守ることを呼びかけるスタンディング宣伝を行いました。

 九条の会徳島は徳島駅南の元町交差点で宣伝。「まもろう憲法、いかそう憲法」「安倍9条憲NO!」の横断幕や「I LOVE 憲法」などのプラスターを持ってアピールしました。

 藍住憲法九条を守る会と日本共産党藍住町支部は共同で、同町矢上の交差点で「守ろう憲法9条」「ストップ!安倍改憲」などの旗を持って、アピールしました。

 藍住町の行動は、第一次安倍内閣が改憲の姿勢を示してから10年余り。ほぼ毎週行っています。

 同町の菊川明さん(67)は「安倍政権はあまりにムチャクチャであきれるほどだ。何としても倒さないと憲法を守れないと毎月立ち続けているが、もう10年になるのか」と感慨深げに語っていました。

 日本共産党の林茂藍住町議は「旧満州から命からがら引き上げた戦争体験者として、戦争と貧乏に反対するのが私の信条だ。安倍政権は貧困と格差を広げ、アメリカ言いなりに戦争への道を進もうとしている。私の長い人生の中でも最悪の政治が行われている。憲法を守り、安倍政権を退陣に追い込む」と力を込めました。

――――徳島新報2018年7月15日号より

9条の会が交流会

意見交換を行う参加者

 県下の9条の会などは7日、徳島市内で経験交流会を開き、3000万人署名の今後の取り組みや、九条まつりの開催、各9条の会の取り組みなどについて意見交換を行いました。

 「高校生に働きかけているが、なかなか足を止めてくれない」との悩みに、「登校時はダメ。急いでいるから。下校する生徒一人ひとりに話しかけることが大事」とアドバイスが寄せられていました。

 九条の会徳島の上地大三郎事務局長は、3000万人署名の到達点を示し「これまで活動の手の届かなかった層に関心を広めよう」と呼びかけました。

 また九条まつりについて「各9条の会の『参加型』のイベントにして、会の活性化につなげたい」とのべ、「楽しく、9条を守る運動を広げよう」と呼びかけました。

――――徳島新報2018年7月15日号より

日本共産党参議院議員 仁比そうへいです

 またも国会をこわし、労働法制の根幹を覆す働かせ方大改悪、食糧主権と国民経済に大損害を与える亡国のTPP11をニタニタ笑いで強行した安倍政権に、沸き立つ憤りがおさまりません。さらにカジノの強行をはかる自民・公明、どこまでも手を貸す維新。

 これほど嘘にまみれ恥を知らない政権はかつてありません。もはや国民が安倍総理の言葉を信頼して聞くことはないでしょう。いよいよ窮地に立たされているのが安倍政権です。

 わたしたちの追及で、政府は、森友学園に異例の条件で国有地を貸付けただ同然で売り払った決裁文書を膨大に改ざんし、一年にわたって「交渉記録は廃棄した」と真っ赤な嘘で国会を欺き保管されていた交渉記録を次々と廃棄していたことを認めました。それでも自らの政治責任をいいのがれる安倍総理。この期に及んで真相の隠蔽を図る自民・公明。まさに民主主義を踏みにじる歴史的犯罪です。

 一日も早く退陣に追い込む闘いの夏。ぜいたくでなくても心豊かな生活を守るために、反撃の力をいまこそ社会の隅々に。みなさん日本共産党に加わって力をあわせましょう。心から呼びかけます。みなさまご自愛くださいますよう。

――――徳島新報2018年7月8日号より

疑惑の真相解明を 記念オケ追及へ大宣伝行動

飯泉知事の疑惑解明を求める市民たち

 記念オーケストラ疑惑の真相を明らかにする会は6月21日、徳島県庁前で疑惑解明を求める「大宣伝行動」を行い約40人が参加しました。

 「記念オケ疑惑幕引きは許さない」などのプラスターをかかげてスタンディング宣伝を行い、疑惑解明を求めるビラを配布。参加者全員で「飯泉知事は真相語れ。疑惑の幕引き許さない。記念オケ疑惑は徹底解明」とコールしました。

 井上尚代表委員は「なぜ(脱税で有罪となった)川岸美奈子氏が県の文化事業にくい込めたのか。文化事業予算が記念オーケストラに集中したのか。川岸氏をなぜ県の政策参与にまで登用したのか。疑惑は深まるばかりだ。安倍首相による国政の私物化と同様に、知事による県政の私物化が疑われる。徳島版モリ・カケ疑惑だ。ウヤムヤにすますわけにはいかない」と訴えました。

 吉川雅雄事務局次長は「記念オケ疑惑を解明することは、税金の使い方を正すことだ。1億3000万円もの所得隠しの原資は、県民の税金だ。県税の使われ方を明らかにすべきだ」と力を込めました。

 日本共産党の上村恭子県議は「県の公金を、特定の友人のためにつぎ込む。こんな仕掛けを作ることができるのは、知事しかいない。飯泉知事は真相を語る責任がある。私たち県議団は全容解明に全力をつくす」と決意を語りました。

 同行動は隔週木曜日午後5時30分から、かちどき橋交差点南詰の徳島県庁前で行われています。

――――徳島新報2018年7月8日号より