高松・志位演説会に1700人超

高松・志位演説会に1700人超

3階席までいっぱいになった聴衆に、身振りを交えて縱橫に語る志位委員長

 日本共産党は21日、高松市内で志位和夫委員長を招いた大演説会を行いました。3階席まで満席になり、ロビーでのモニター中継で見る人も。予想を大幅に上回る1700人を超える人々が集まりました。

 徳島県からも大型バス5台などで、約200人が参加しました。

 主催者を代表してあいさつにたった、春名直章党四国ブロック責任者(高知県委員長・元衆議院議員)が「県議の議席をなげうっての白川さんの決意にこたえ、必ず国会へ送ろう。『この演説会が契機となった』と歴史に残る演説会にしよう」と呼びかけました。

 その後、市民連合@かがわ事務局員で自治労香川県本部委員長の森信夫氏、東日本大震災愛媛県内被災者連絡会代表の渡部寛志氏、元徳島健生病院看護師長の湊こずえ氏、PEDAL(平和と民主主義のための高知県学生の会)の高知大学院生、横川和音氏が四国各県を代表しスピーチを行いました。

森氏は「日本共産党の呼びかけが、市民と野党の共闘をつくり出した。しつこく継続して、幅広く市民と手を結び、安倍政権にストップをかけよう」と呼びかけました。

渡部氏は「原発ゼロがフクシマを繰り返さない唯一の道だ」と原発ゼロを掲げる党の政策にエールを送りました。

 湊氏は「白川さんの決意は、心まで寝ていた私を目覚めさせてくれた」と四国の議席奪還への決意を語りました。

 横川氏は「市民と野党の共闘。この統一戦線が今いっそう求められている」と市民・学生の共闘を広げる決意をのべました。

 また、香川県農協中央会会長の宮武利弘氏、民進党衆院議員の小川淳也氏(四国比例)、社民党香川県連合代表の高田良徳氏、新社会党香川県本部委員長の井角操氏からメッセージが寄せられた事が紹介されると、会場は大きな拍手でつつまれました。

その後10人の四国の衆院小選挙区予定候補と、白川よう子衆院比例予定候補が紹介され、代表して高知1区の松本けんじ予定候補と、白川比例予定候補が決意のあいさつを行い「希望が見えたとき人は動く、野党共闘を実現し希望を示そう」(松本予定候補)、「命、くらし、憲法がかかった選挙だ。必ず議席を奪還し、安倍暴走政治をとめる」(白川予定候補)と訴えると、ひときわ大きな拍手と歓声がわき起こりました。
 演説会に参加した徳島市の松岡富夫さん(64)は「(共産党の演説会は)今まで『難しいことを言っているな』と感じていたが、今日の演説会は私のなかにスッと入ってきた。わかりやすく、希望がわいた」と話していました。

「四国の法則」で全国の牽引を 志位委員長演説要旨

講演する志位委員長

 志位氏は冒頭、過去の党躍進期のたたかいを示し「四国での勝利は全国的な躍進をつくり出す。これは『四国の法則』だ。全国を牽引する奮闘をお願いしたい」と訴えました。

 共謀罪について志位氏は、国会審議で迷走する政府答弁を紹介し「法案はもうボロボロだ。強行など許されない。そもそも公人と私人の区別もつかない政府に『一般人』かどうかの区別がつくわけもない」と批判しました。

 さらに安倍首相が憲法9条改悪を公言したことについて、9条に自衛隊をみとめる3項を加えれば、2項が死文化することを詳細に解明し「2項をどう読んでも戦力は持てないのに自衛隊をつくった自民党政権に、憲法上明記された軍隊を与えれば、どうなるかは明白だ」と無制限に海外派兵が広がることを警告しました。

 そしてこのシナリオを書いたのが日本会議であることを事実を持って示し、「戦力の不保持をうたった9条2項が、戦後ただ1人も殺し殺させなかった日本をつくった。9条破壊を絶対に許してはならない」と呼びかけました。

 さらに「最近首相はアベノミクスを言わなくなった」とのべ、第二次安倍内閣になっての3年で、家計消費は2ヶ月を除いて連続してマイナスとなっていること、実質賃金が17万円も下がった事実を示し「経済を引っ張る一番大事なところが冷え込んでいる」とのべました。

 一方で大企業の内部留保や超富裕層の資産が大幅に増えている事実を示し、日本共産党の提案する「4つのチェンジ」(①税の集め方、②税の使い方、③働き方、④産業構造の改革)を「簡単に言えば、1%のための経済から、99%の国民のための経済施策へ変えようということだ」と紹介しました。

 そして話は農業政策へ。志位氏は、安倍首相が日米首脳会談でTPPをベースに、さらに譲歩した2国間協定(FTA)を結ぼうとしていることを「鴨がネギを背負って、鍋と調味料を持ってトランプ氏の別荘を訪問したようなものだ」と批判しました。

 そして志位氏が、農業協同組合新聞のインタビューをうけ、同紙の1面で大きく掲載されたことを紹介。その中で岡山大学大学院の小松泰信教授が「『共協戦線』(共産党と農協の共同)の構築が…政局の行方を決する」とのべていることを紹介。「農業再生が地域再生の力になる。立場の違いを超えて『共協戦線』をつくろう」と呼びかけました。

 森友学園問題、加計学園問題について志位氏は、その内容を詳細に解明し「この問題は、権力者による国政と国民の財産の私物化に他ならない。徹底追及する」とのべ、「安倍政権は強いどころか、ブレーキが壊れ、屋根もボンネットも吹き飛んで暴走する自動車のようにボロボロの状態だ。この暴走にストップをかけよう」と呼びかけました。

 さらに核兵器禁止条約が、国連で7月にも実現する可能性が高まっていることを、自らの国連での活動も紹介しながら示し、「条約ができれば、今度は核保有国と核固執国が署名を迫られることになる。イギリス労働党は『政権をとれば署名する』とのべた。日本も野党共闘で政権をとり署名し、核保有国に核廃棄を迫ろう」と呼びかけました。

志位委員長と衆院予定候補らが手を取り合い、盛大な拍手と歓声に包まれる会場

 最後に、「四国から、野党共闘と日本共産党の躍進で希望を切りひらこう」と呼びかけ、白川比例予定候補、四国の小選挙区予定候補と手を取り合うと、割れんばかりの拍手と歓声が鳴りやみませんでした。

――――徳島新報2017年5月28日号より

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