空の安全が危うい JALは経験者を戻せ

空の安全が危うい JALは経験者を戻せ

解雇撤回を呼びかける原告団の人々

 JAL闘争を支援する徳島の会と、JAL不当解雇撤回原告団は23日、徳島駅前でJAL(日本航空)に解雇撤回を求める宣伝行動を行い「ILO勧告の履行」などを訴えるビラを配布しました。

 同争議団パイロット団長の山口宏弥氏らがマイクを握り「JALの経営破綻は長年にわたる乱脈・放漫経営にある。その責任を労働者に押しつけることは許されない」と訴えました。

 争議団の客室乗務員副団長の林惠美さんは「日本航空は昨年『解決のため組合と話し合っていく』と表明したが、具体的な提案はない」と怒りを込めました。

 そして「私たちの解雇は明らかな組合つぶしだ。いま飲酒問題など、様々なモラル崩壊が起こっているがモノを言う人がいない。御巣鷹のジャンボ機事故などの連続事故を起こしていた時と会社の状況が似てきている。空の安全が危機にさらされてる。経験のある人を職場に戻さないといけない」と語りました。

 山口氏は「ベテランの首を切ったことで、日本航空では経験が伝えられなくなっている。経験は安全に対する重要な財産だ」とのべ「世界の全ての空港で条件が違う。たとえば、ある東南アジアの空港では、突然のスコールで着陸が不可能になることがある。経験のないパイロットだとパニックに陥りかねないが、ベテランなら30~40分でやむとわかる。燃料の残りなどから、上空で待機するなど対処法を考えることができる。そういう経験の伝承が安全のためには必要だ」と訴えました。

――――徳島新報2019年8月25日号より

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