知事の責任明らかに 記念オケ疑惑追及へ学習会

知事の責任明らかに 記念オケ疑惑追及へ学習会

日本共産党県議団の報告に聴き入る参加者

 「記念オーケストラ疑惑の真相を明らかにする会」は6日、徳島市内で「記念オケ疑惑学習会」を開き40人余りの市民が参加しました。

 横山良代表委員は「(音楽プロダクション代表の)川岸氏に760万円もかけてハイヤーを提供していたことが明らかになるなど、疑惑は深まるばかりだ。権力を握る者が公平・公正であるか、国民の目は厳しくなっている。このままの幕引きは許されない。知事は真相を明らかにしないといけない。私たちもとことん追及する。今日の学習会が、疑惑の核心を学ぶ機会になることを期待する」とあいさつしました。

 その後日本共産党の上村恭子、達田良子、山田豊の各県議が「懸念オケ疑惑」について語りました。

 上村県議は「有罪となった川岸氏は、13年8月~16年7月までの3年間で約1億3000万円の所得を得ていた。その間の記念オケ事業費は3億6800万円。実に事業費の1/3のボロ儲け。これで妥当な契約がなされていたとは、とうてい言えない」と告発し、「11年からの事業費は10億円を超える。その一方で、他の文化事業は予算を削減され、たとえば県博物館の常設展示は27年間も内容が変えられていない」と批判しました。

 達田県議は「音楽列車に約130万の予算をつけ『ジャズ列車など』と説明されているが、実際にジャズ列車への補助は2万円だけ。後は記念オケ事業に使われていた」と例示し、巧妙に記念オケ事業に県民にわからないように公金がつぎ込まれる仕組みを告発し「議会にかからない公金の流れが作られていた」と解明しました。

 山田県議は「川岸氏が政策参与に登用されてから、記念オケへの公金つぎ込みが始まった。部長や課長のレベルでこんな判断ができるはずがない。飯泉知事の背任罪も疑われるのが今回の疑惑だ」とのべました。

 その後、会場からの「音楽事業は『定価』がない世界。音楽に携わって来た者として、この事業はあまりに高すぎると感じる。知事へのお金の環流があったのではないか」「文化振興課の職員のうち、どれくらいが記念オケ事業に専念させられていたのか」との質問に答え「知事への環流があったのかという視点は大事だと思う」「全ての資料を出させて、事業費が適正だったのか、高すぎないのか検証する必要がある」「文化振興課15人のうち14人だ。振興課は事業が適正かチェックする役割があるが、これではチェック機能は果たせない」と答えていました。

 この疑惑に関して、ある関係者は「知事は演出上手だが、その裏で背任と疑われるような事が行われていたとは驚きだ。少なくない県職員が感心を持って見ている」と話しています。

 同会は4月23日(月)午後1時30分から、阿南市の「夢ホール」でも学習会を計画しています。また12日、26日と隔週木曜日の午後5時30分から県庁前でのプラスター宣伝を呼びかけています。

――――徳島新報2018年4月15日号より

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