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民青が学生に食料支援 困窮は「自分だけじゃない」

民青が学生に食料支援 困窮は「自分だけじゃない」

次々と食品セットを受け取る学生たち

 日本民主青年同盟徳島県委員会は21日、徳島市内でコロナ禍で生活に困っている学生に食料など生活物資を支援する「ほっとまんぷくプロジェクト」を行いました。

 「学生たちを助けたい」との青年たちの呼びかけに、各地の農家や商店主、個人から米、野菜、缶詰、レトルトなどの食品が寄せられました。日本共産党もプロジェクトの案内ビラを学生アパートに配布するなど協力しました。

 午前11時の開始とともに続々と学生たちが訪れ、1kgずつに小分けした米など60人分の食品セットは予定の1時間を待たずになくなりました。また10人から緊急小口資金など各種支援制度の相談が寄せられ、党県委員会の「コロナ対策チーム」のメンバーが制度の説明を行いました。

 「ビラを見て来た」という理工学部4年の女性(22)は「月5万円ほどあったバイト収入が、コロナの影響で1万円ほどまで減った。こういう支援は本当に助かる」と笑顔を見せました。

 生物資源産業学部2年生の男性(19)は「コロナ禍前は月3万円ほどあったバイト収入がほぼゼロになった。食費を削っても、とても追いつかなかった」とのべ「現金の支援制度は複雑で時間がかかる。こういう直接の食料支援を国や自治体がやってほしい」と語りました。

 同級生に声をかけ外国人留学生を含む4人で訪れた理工学部3年の男性(21)は、「平均4~5万円あったバイト収入が、4月から全くなくなった」と苦境を語り「国の学生支援に線引きがあるのはおかしい。一律に全員を支援して欲しい」と訴えました。

 「月5万円ほどあったバイト代が、4~6月はほとんどなくなり、先日やっと1万円だけバイト代が入った」と語る生物資源産業学部2年生の女性(19)は「外出を控えてギリギリ生きてきた感じ」と。同学部2年の男性(20)は「オンラインでしか授業がなかったのに、学費が通常どおりではダメだと思う。減額・免除して欲しい」と語りました。

 民青同盟が行ったアンケートには42人が回答しました。その中には「バイトが減って、4月は家賃が払えるか微妙だった。豆腐とモヤシで2週間乗り切った」「図書館に行って調べたりもできないのに、課題はたくさんでる」「親の収入も減っているから、生活費が少なくても援助を頼みにくい」「大学の給付金の申請をしたけど落とされた。理由も分からずモヤモヤしている」「就職活動が思うようにできず、不安しかない」などの切実な思いがつづられていました。

 また「保存ができる食品の提供は、本当にありがたい」「学生のためにという思いが嬉しい」「他にもたくさん学生が来ているのを見て、生活に困っているのは自分だけじゃないんだなと思えた」など、プロジェクトが、学生たちの孤立感をほぐす役割を果たしていることを示す意見もありました。

 民青同盟の大西芹那県委員長は「徳島で困窮する学生が多くいる実情をつかめた。この学生の声を活動にいかしたい」と語りました。

 同プロジェクトは当面、毎週日曜日に継続して行う計画です。

――――徳島新報2020年6月28日号より

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