核なき世界今こそ 「平和の火のつどい」で誓い

核なき世界今こそ 「平和の火のつどい」で誓い

折り鶴を献納する「NKB」の子どもたち

 非核の政府を求める徳島の会と、「平和の火」を灯す実行委員会は6日、鳴門市の東林院で「平和の火のつどい」を行い約120人が参加しました。

 藍住町の犬伏栄子さん(75)が峠三吉の原爆詩集など三編の詞を朗読。72年前広島へ原爆が投下された午前8時15分に、憲法9条と交響曲「第九」の平和の思いを込めた鐘が9回鳴る中、全員が黙祷を捧げました。

 また、2歳から10歳までの子どもたちで構成する、うたの広場「NKB」の代表が、折り鶴を献納しました。

 主催者を代表して、非核の政府を求める徳島の会の中内輝彦常任世話人が「国連で7月7日採択された核兵器禁止条約に、日本政府は協力するどころか会議を欠席した。被爆国政府として恥ずべき態度だ。ヒバクシャ国際署名をを広げ、政治を変えよう」とあいさつしました。

 県原水協の服部敏彦代表理事は「核兵器禁止条約は『核による威嚇』も禁止している。日米安保で『核の傘』に固執する日本政府の態度も違法となる。日本での運動が一層重要だ」と訴えました。

 その後「NKB」の子どもたちと保護者らが、ダンスをまじえ「第九」を熱唱。参加者全員で「原爆許すまじ」を合唱しました。

 最後に徳島建労の西岡孝義前委員長が「市民と野党の共闘で『非核の政府を』の声を広げよう」「憲法破壊の安倍暴走政治を退陣させ、平和と民主主義の政府を」とする、県民へのアピールを提案。満場の拍手で採択しました。

 遍路めぐりの途中でネットで調べて参加したという山下正樹さん(72)は「広島県人として大切な日に、子どもたちが一生懸命に歌っている姿に、とても嬉しく感じた。戦争の時私は呉に住んでいたが、母から『広島市の方の空が真っ黒になっていた』と何度も聞かされた。核兵器は絶対になくし、戦争のない平和な社会をつくらないといけない」と話していました。

――――徳島新報2017年8月20日号より

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