嫌だと言える社会に 性暴力根絶求め「フワラーデモ」

嫌だと言える社会に 性暴力根絶求め「フワラーデモ」

デモ行進する参加者たち

 2008年に、吉野川市でDV被害によって命を奪われた女性への祈りを込めたキャンドルがともる中、リレートークを行いました。参加者たちは花を手にデモ行進し、「嫌なことは嫌だと、ハッキリ言える社会をつくろう」とコールしました。

 実行委員の東條恭子県議(無所属)は「女性が声をあげることが性暴力の根絶につながる。泣き寝入りはもうやめよう。女性をモノあつかいする社会を変えよう」と呼びかけました。

 日本共産党の上村恭子前県議は「被害女性が声をあげにくい社会の現状がある。女性だけの問題ではない。1人ひとりの人権と尊厳を守る社会へともに声をあげよう」と訴えました。

 新社会党の高開千代子県本部委員長は「女性の視点が反映されていない法律が今も残されている」と女性の政治参加の機会拡大を呼びかけました。

 新日本婦人の会徳島県本部の山田節子会長は「日本政府は女性差別撤廃条約を85年に批准したが、個人通報制度など同条約の実効性を確保する選択議定書はいまだに批准しようとしない」と政権を厳しく批判し、「性暴力被害に対する法整備はあまりに不十分だ。選択議定書を批准させ、女性差別をなくそう」と力をこめました。

 市民連合・徳島の山本純代表は「マンガの中や、行政の作るポスターですら、女性を性の対象として扱う物があふれている。こういう環境が、『(男女格差は)あたりまえ』という意識を、子どもたちに無意識に刷り込んでいる。おかしいことはおかしいと子どもたちに伝えよう」と呼びかけました。

 鳴門市の会社役員の男性は「無意識に植え付けられらた意識が、娘を持ち変わった。男性も自分の問題として気づこう」と訴えました。

 参加した鳴門市の大寺礼子さん※(65)は「女性を人として見ないから性暴力がなくならない。お互いを認めあう社会を願う」と、徳島市の女性(30)は「『1人であんな所に行くのが悪い』とか『そんな服装だから男性を誘惑したんだ』など、被害女性に責任をすり替える日本社会を変えたい」と語りました。(※礼子さんの「礼」は正しくは片仮名の「ネ」(しめすへん)に「豊」)

――――徳島新報2019年12月22日号より

« »