事故隠しは許せない 「金曜行動」で伊方廃炉訴え

事故隠しは許せない 「金曜行動」で伊方廃炉訴え

デモ行進する参加者

 「原発再稼働反対!徳島有志の会」は7日、徳島駅前で396週連続の脱原発を求める「金曜行動」を行いました。

 徳島市の尾華優博さん(69)は「事故をおこした東電・福島第1原発の、トリチウム(3重水素)を含む汚染水がたまり続けている問題で、政府の小委員会が『海洋放出の方が確実』と大筋承認したと報道されている。以前から東京電力は海洋放出を求めてきたが、地元の漁民らの反対で行うことができなかった。この小委員会の『承認』を元に、政府が海洋放出のお墨付きを出すことは許されない」と力を込めました。

 そして「モリ・カケ疑惑や『桜を見る会』など、国民に平気でウソをつき、隠ぺい・改ざん・ねつ造をする政府がいくら『海洋放出しても安全だ』といっても信用することなどできない。安心して生活のできる日本をつくろう。原発はいらないの声を広げよう」と呼びかけました。

 同市の炭谷光洋さん(48)は「日本国憲法は人格権を明記しているが、ひとたび原発が事故を起こせば、人格権どころではなくなる。家族が引き裂かれ、故郷を奪われた人々が数多くいる」と訴え、「『事故がおこったらどうなるか』と考えることはつらいことかもしれない。でも地震はいつか必ず起こる。今からどうするか考えないと困る事になる。この国に住めなくなってしまう。私は命をかけた問題として、原発をなくしたい」と語りました。

 横山良神戸大学名誉教授は「四電・伊方原発が1月25日に全電源が失われたとき、四国電力は『1、2号機はすぐに別の送電線から受電し、3号機は非常用ディーゼル発電機が、すぐに自動的に起動した』としてきたが、3号機の燃料プールの冷却ポンプの電源が再起動したのは43分後であったことが明らかになった。ポンプが止まって起きたのが福島の事故だ。これはトラブルのレベルではない。大事故と言わなければならない」と力を込めました。

 そして「重大なのは、この事故を隠していたことだ。隠し、改ざんするのは、いまや日本の『政治文化』のようになっているが、とても容認することはできない。こんな体質の四国電力に原発のような危険なモノをまかす訳にはいかない。政府も電力会社も信用ができない。原発をなくす以外に道はない」と呼びかけました。

――――徳島新報2020年2月16日号より

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