九条の会阿南が「憲法のつどい」

九条の会阿南が「憲法のつどい」

喜多氏の講演を聞く会場を埋め尽くした参加者たち

 「九条の会阿南」は14日、阿南市で「春・憲法のつどい」を開き、会場いっぱいの約100人が参加しました。

 主催者を代表してあいさつにたった仁木一郎代表世話人は、「子や孫を戦場に送るわけにはいかない。安倍政権を止めるため、老いも若きも力をあわせよう」と訴えました。

 その後、徳島県退職教職員連絡協議会の喜多啓二幹事が「森友学園問題から日本の過去・現在・未来を考える」と題した講演を行いました。

 喜多氏は、森友学園問題について「本質は軍国主義教育の拠点づくりだ」と指摘し、詳細に問題点を解明しました。

 さらにマスコミへの安倍政権の介入を批判。「この状況下で安倍の高支持率は作られている」とのべ、「ネット右翼は機敏にマスコミへの攻撃・介入を行っている。『マスコミが悪い』と愚痴を言うより、良い報道があれば激励することが大切だ」と呼びかけました。

 そして共謀罪の処罰対象が、著作権侵害などにも及んでいることを示し、「テロ対策とはとうてい言えない。政権にとって都合の悪いものは誰でも引っかけることができるようになる。安倍首相の言う『一般の人』とは権力者に従順に従う人。主権者として意見する国民はすべてターゲットとされる」と強く警告しました。

 また戦前、治安維持法が導入された時、「思想を圧迫することはない」「善良な国民に何ら刺激を与えるものではない」と政府は答弁したが「共産党だけでなく、宗教者、労働者、農民、国民すべてが弾圧の対象となった」とのべました。

 さらに、地元阿南の故大栗清實医師も治安維持法で逮捕・投獄された歴史を紹介し、「日本政府はこの治安維持法の犠牲者に、いまだに一言の謝罪もしていない。こんな政府に共謀罪を与えたら大変な事になる」と強く警告しました。

 そして「共謀罪に対する最大の反撃は、おかしいことはおかしいと、これまで以上に声をあげ続けることだ。そして市民と野党の共闘で共謀罪を許さない新しい政府を作ろう」と呼びかけました。

 阿南市の女性(59)は、「共謀罪は反対だ。ウソとゴマカシで国民をだまし、マスコミを含め人の弱みを握って、独裁者になろうとする安倍首相は許せない」と話しました。

――――徳島新報2017年5月21日号より

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