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不屈さを引き継ごう 国賠同盟が伊藤千代子学習会

不屈さを引き継ごう 国賠同盟が伊藤千代子学習会

講演を行う藤田氏=12日、徳島市

 治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟徳島県本部は12日、徳島市内で「時代の証言者 伊藤千代子」の著者で、同盟中央本部顧問の藤田廣登氏を招いて「伊藤千代子学習講演会」を開きました。

 藤田氏は「治安維持法は明治憲法の下でも違憲立法だった。この悪法によって言論は弾圧され、悲惨な戦争につながっていった」とのべました。

 そして「ポツダム宣言は、治安維持法を廃止と弾圧執行者の処罰を求めていた。ところがアメリカの占領政策の転換で反故にされ、弾圧者の流れをくんだ者が権力を引き継いだまま今日に至っている。だから自公政権は『適法に制定され刑の執行も適法』『損害賠償も謝罪・実態調査も不要』(日本共産党の畑野君江衆院議員への金田勝法務大臣の答弁・2017年6月2日)と今でも反省がない。もしドイツなら政権が倒れるほどの発言だ」と批判し、「この悪法に決着をつけないと、戦争へと再び進もうとする日本の現状は変えられない」と強調。「市民と野党の共闘で、野党連合政権を実現して決着をつけよう」と呼びかけました。

 そして「伊藤千代子は日本共産党の初めての女性党員の1人だった。小林多喜二は小説で訴え、山本宣治は治安維持法に国会議員として反対し虐殺された。伊藤千代子は2人のように世に出るまでの時間がなかったが、日本共産党の初めての女性党員の1人として、ヒューマニズムを持ち、不屈にたたかった」とのべ、彼女の獄中闘争などを、新たに発見された資料を基に紹介し「科学的社会主義への確信が、不屈さのこの根源にあったことが資料からも克明に読み取ることができる」と強調。24歳で獄死させられた彼女のたたかいを紹介しました。

 最後に「自己責任論を押しつけられ声をあげられない若者が多い。一方でコロナ禍を受け新自由主義・資本主義の限界に気付き、模索する流れも生まれている。コロナ後に新しい時代を開く上で、100年前に主体性を持って生き抜いた女性がいたことを知ることは大きな意義があると確信する」と訴え、伊藤千代子の映画を作成していることを紹介し「2022年、日本共産党創立100周年の年に公開予定だ」と映画作成への協力を呼びかけました。

 講演会に先立ち県本部の総会が開かれ、日本共産党の久保たかゆき衆院2区予定候補が「希代の悪法である治安維持法に決着をつけるたたかいに不屈に取り組む同盟に敬意を持つ。憲法を変え民主主義を壊そうとする勢力を、市民と野党の共闘の力が追いつめている。戦前、命をかけて戦争反対を貫いた党として、共闘の先頭に立ち全力をつくす」と連帯のあいさつを行いました。

――――徳島新報2020年12月27日号より

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