ゴミは民主的解決を 小松島市で岩佐氏が講演 - 日本共産党 徳島県委員会
ゴミは民主的解決を 小松島市で岩佐氏が講演

ゴミは民主的解決を 小松島市で岩佐氏が講演

岩佐氏の講演に集まった小松島市民ら

 「小松島市ごみ行政を考える会」等は1月25日、小松島市で日本共産党の元国会議員の岩佐恵美氏を招いて「ごみ広域処理を考える学習会」を開きました。

 はじめに「目の前からゴミがなくなればいいと考えている人が多いのではないか」と問いかけた岩佐氏は、「国やメーカーは『焼却炉は安全だ』というが、有害物質が出るから『規制値』がある。施設が大きくなれば有害物質の総量は多くなるのはあたりまえなのに、日本は濃度規制だけで、総量規制を行っていない」と批判し、「ダイオキシンが出ないように焼却温度をあげると、水銀などの重金属が空気中に排出されるようになる。ヨーロッパでは12種類の重金属を調べているのに、日本では水銀しか調べていない。ダイオキシンも検査するのは1年のうち4時間だけ。しかもいつ検査するかは自分で決められる。『検査の時はわるいモノが出ないゴミを燃やす』と焼却炉で働く人自身が言っている」とのべ、「ゴミは燃やさないことを原則にしないといけない」と呼びかけました。

 さらに計画されている6市町(徳島市、小松島市、石井町、勝浦町、松茂町、北島町)のゴミ総量やリサイクル率、全国のごみ焼却量の推移などの詳細なデータを示し「全国で見ると焼却炉能力はごみ総量の2倍もある。背景に大型炉へ誘導する国の政策がある。特に高効率発電を行うごみ焼却炉への補助を増やした08年ごろから、焼却量はいっこうに減らなくなった。プラスチックや紙などカロリーの高い『高品質』なゴミを求めるからだ」と告発し、「広域化して大きな施設をいったん作ってしまうと、稼働率を高めるめに『ゴミを必要とする施設』になりかねない」とのべました。

また「ゴミの焼却率は世界では50%以下が常識。日本の80%は突出している」とのべ、「リサイクルで大幅なゴミの減量はできることは明らか。しかもいま世界の流れは、そもそもゴミにならない製品を作らせる『拡大生産者責任』などによるリデュース(排出抑制)と、くり返し使えるビンの使用などリユース(再利用)が中心だ」と紹介しました。

 そして「ゴミの減量は大変な道のりだ。住民と行政が一体となって協力しないとできない。でもゴミを考えることは、どんな町をつくり、どんな未来を子どもたちに残すのかの問題だ。ともに考えていく民主的な手法ですすめないといけない」と訴えました。

会場からの「一部事務組合でなければ広域化もいいのか」「プラスチックは半分は埋め立て処理だ。埋めるくらいなら燃やした方がいいのでは」などの質問に岩佐氏は、「(一部事務組合でないというのを)委託処理だとして答えるならば、施設を設置する自治体に他の自治体は従うしかなくなる。(小松島市民にとっては)最悪の選択となる可能性がある」「そもそも、埋め立てか、燃やすかの二者択一でいいのか。ゴミをつくらないリデュースをすすめるべきではないのか」と答えていました。

――――徳島新報2018年2月11日号より

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