「現憲法に不備はない」共同センターが「19日行動」

「現憲法に不備はない」共同センターが「19日行動」

署名に応じる市民

 徳島憲法共同センターは19日、徳島駅前で戦争法の廃止を求める「19日行動」を行い17人が参加し「3000万人署名」を呼びかけました。

 県教職員の会の平岡保人代表世話人は「安倍首相はトランプ米大統領との会談で、アメリカの兵器を大量に購入することを約束した。これは憲法の平和主義に反する行為だ」と批判し、「さらに安倍首相は北朝鮮問題で『対話には意味がない』と一切の対話を否定している。憲法は世界の国家間の相互理解を、話し合いの中で実現することを宣言している。軍拡の末に戦争へとつながった痛苦の歴史に学んだものだ。話し合いこそ戦争回避の最大の武器だ」と呼びかけました。

 さらに「北朝鮮による拉致問題でも、かつて小泉首相は話し合いで拉致を認めさせ、一部ではあるが、被害者の帰国を実現した。安倍首相はこの話し合いを否定し、北朝鮮問題を利用して軍拡に走っている。これは拉致問題解決を遠ざけるものでもある」と厳しく批判しました。

 そして「安倍首相が最も恐れているのは『憲法9条を守れ』という国民の声だ。9条こそが国際紛争を解決する大切な力となる。9条を守るための署名に協力を」と呼びかけました。

 新婦人県本部の山田節子会長は「戦争法が強行採決されて2年2ヶ月。安倍首相らは『正月のモチを食べれば国民は忘れる』とうそぶいていたが、私たちは決して忘れたりはしない。安倍首相は憲法9条に3項を加え、自衛隊を軍隊と明記し、9条を死文化させようとしているが、9条は日本のみならず世界の宝だ。3000万人署名を成功させ、憲法9条を守り抜き、戦争への道を突き進む安倍政権をストップさせよう」と訴えました。

 署名した阿波市の男性(23)は「何で今、無理に憲法を変えようとするのかわからない。今の憲法に変えないといけないところなど何もないではないか」と話していました。

 同じく石井町の山本規嗣(のりつぐ)さん(61)は「憲法を変えるのは絶対に反対だ。(改憲議論は)戦争をするため、それもアメリカの戦争に加担するためのものだ」と力をこめ、「現憲法には何も不備はない。一部に『環境権』などを口実に改憲をいう人がいるが、目的は9条を変えることであることは明らかだ」とのべ、「先の総選挙で希望の党が野党共闘の分断を図ったが、(希望の党は)安倍政権への批判勢力どころか、憲法を変える党だ」と語りました。

――――徳島新報2017年11月26日号より

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