「何も変わらない」はウソ 県弁護士会が憲法討論会

「何も変わらない」はウソ 県弁護士会が憲法討論会

講演する棟居氏

 徳島弁護士会は9月1日、徳島市内で「憲法改正どうするの?」と題した憲法討論会を行い約100人が参加しました。

 開会のあいさつにたった徳島弁護士会の坂村隆明副会長は「改憲への是非を国民自身が問われる可能性が高まっている。判断の一助としてほしい」と呼びかけました。

 専修大学法科大学院の棟居快行(むねすえ・としゆき)教授が「自衛隊明記の改憲案とその周辺」と題した基調講演を行いました。

 棟居氏は「憲法を改正されたらどうなるか、相手の何手も先を読む必要がある」と呼びかけ、「だいたい『絶対もうかります』『損はしません』というのが詐欺師の手口。安倍首相は(憲法に自衛隊を書き込んでも)『何も変わらない』というがそれはウソだ」と批判しました。

 さらに「集団的自衛権は認められない」としてきた従来の政府見解を紹介し、「安倍首相は国民投票という憲法上の手続きも行わないまま、勝手に解釈改憲を行い、集団的自衛権行使を容認した。憲法改正をみとめればそれを追認することになる。勝手に憲法解釈を変えておいて『なにも変わらない』とごまかす。国民が怒るのは当然だ」と批判し、「もし改憲の国民投票を行うのならば、安倍首相は政治生命をかけねばならない」と語りました。

 その後、徳島弁護士会憲法委員会の大西聡会長をコーディネーターに、立石量彦、永本能子両弁護士が、改憲派、護憲派を演じて模擬討論を行いました。

――――徳島新報2018年9月9日号より

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